東日本電信電話(NTT東日本)および、西日本電信電話(NTT西日本)は、これまでの光ブロードバンドサービス「フレッツ 光ネクスト」に加え、通信速度が上り/下り最大概ね10Gbps(技術規格上の最大値)の「フレッツ 光クロス」(FTTHアクセスサービス)を、2020年4月1日より提供開始する。

サービスの提供エリアは、NTT東日本が東京23区の一部(足立区、杉並区、江戸川区、練馬区、世田谷区、葛飾区、大田区、板橋区の一部から提供開始予定)から、NTT西日本が大阪市および名古屋市からスタート。提供エリア内でも、ユーザーの建物設備などの状況によってサービスを利用できないケースがあるという。

フレッツ 光クロスの月額利用料は6,300円(以下、すべて税別)、初期費用として契約料800円、工事費18,000円が必要。また、オプションのフレッツ 光クロス対応レンタルルータの月額利用料は500円。ルータの設置・設定を依頼した場合は別途初期費用として機器設置費1,500円、機器設定費1,000円が必要だ。

フレッツ 光クロスのISP接続方式はIPoE方式、オプションのレンタルルータは10GBASE-T対応、Wi-Fi 6対応(Draft IEEE802.11ax 対応、最大通信速度上リ/下り2.4Gbps)。一部を除くフレッツ・テレビなど従来のフレッツ光で利用可能な各種オプションサービスも利用可能だ。

申し込みの受け付け開始日は、東京23区の一部と大阪市が3月16日、名古屋市が5月11日。提供開始日は、東京23区の一部と大阪市が4月1日、名古屋市が6月1日。

なお、NTT東日本は、「クロススタート割引」として、3月16日から5月31日までに新規で申し込み、11月30日までに開通したユーザーを対象に、月額料金を30カ月1,200円割引するキャンペーンを実施する。詳細は特設ページを参照。

NTT西日本は、2020年3月16日から12月31日(開通期限2021年3月31日)の間に申し込むと、月額料金1,100円を割り引くキャンペーンを実施。初回割引適用期間は、割引適用開始月を1カ月目として24カ月目の末日まで。以後、2年ごとに初回割引適用期間満了日の翌月を1カ月目として24カ月目の末日まで自動延伸される。割引適用期間内(自動延伸後を含む)に割引を解約した場合、解約金10,000円がかかる。詳細は特設ページを参照。