昔話の主人公たちが共演するauのCM“三太郎”シリーズの最新作「鬼さん」篇が、25日から全国で放送される。

  • 菅田将暉

今回は、鬼ちゃん(菅田将暉)が開設した銀行に、桃太郎(松田翔太)と浦島太郎(桐谷健太)が訪れるストーリー。いつもと雰囲気の違う鬼ちゃんを見て、桃太郎と浦島が「あれ、鬼ちゃん?」「なんかいつもと違う!」と話すと、「わたくし、銀行を始めまして」と鬼ちゃんから意外な一言が。

「いろんな方に、おトクに使って頂けます」と2人に説明すると、さっそく桃太郎が「じゃあ、うちの金銀財宝預けちゃおうかな」と鬼ちゃんに言うも、「あ、それ元々わたくしが…あっ…」と鬼ちゃんが返す。元々鬼ちゃんが持っていた財宝だということに気付き、お互い気まずくなり「あっ…」と言い合い、話はうやむやに。

そんな状況を気にも留めず「僕も預けていい?」とウキウキと問いかける浦島に「もちろんですとも」と鬼ちゃんは返すが、浦島が預けようとしたのは愛用している竿。桃太郎が浦島に諭すように「浦ちゃん。銀行は、お金を預けるところだよ」と説明するが、浦島は「へへぇー!」と驚くのみ。分かっていない様子の浦島は「魚だったらいいの?」「干したら大丈夫か!」と解決案を出すが、「魚はダメっ…」と一刀両断され、「えっ…」と納得のいかない浦島であった。

今回の撮影では、新しくセットを用意したこともあり、初めての空間に出演者全員が興味津々。歩きながら会話をするシーンでは、奥の人と重ならないようにしたいという監督からの要望に、桐谷が率先して、歩くタイミングや振り向くタイミングなどの細かな調整に意見を出していた。

オチはアドリブ満載で、浦島がテイクを重ねるごとにあらゆるパターンを披露。現場では「浦ちゃんはお金がなく、魚を釣って生活をしているため何も預けるものがない」とその話題で持ち切りになり、終始にぎやかな撮影となった。