コニカミノルタとNEC、ローカル5G活用で協業

コニカミノルタとNECは3月12日、画像IoT／AI技術、働き方、ヘルスケア、ものづくり領域において5Gを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、パートナーとして協業していくことで合意した。

国内では、2019年12月に5Gの電波を携帯電話事業者以外にも免許を割り当てる「ローカル5G」が総務省により制度化されており、活用することで企業や自治体はセキュアで安定した超高速通信可能な専用ネットワークをニーズに応じて柔軟に構築することができ、さまざまな産業でDXが起きると期待されているという。

両社は協業活動の第1弾として、今年10月竣工予定のコニカミノルタの開発拠点「Innovation Garden OSAKA Center」高槻新棟において、NECが5Gネットワーク機器(コア、基地局、端末など)を提供し、ローカル5G検証環境を整備する。

同拠点を使用し、コニカミノルタの持つ画像IoT／AI技術とオフィス機器や医療機器など、さまざまなアセットの融合やNECの5G、AI技術などとの融合により、産業光学システムや医療機器、オフィス機器の高付加価値化を実現し、Society5.0の実現およびSDGsの達成に貢献していく考えだ。

また、ローカル5G環境を整えた同拠点は、オープンラボとして共創パートナーと一緒に進める研究開発の場を提供し、業界や規模を問わず連携する。