女優の浜辺美波と俳優の横浜流星が、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『私たちはどうかしている』(毎週水曜22:00~)で、W主演を務めることが23日、分かった。

  • 浜辺美波(左)と横浜流星

このドラマは、安藤なつみ氏の同名コミックが原作。15年前に起こった老鋪和菓子屋「光月庵」主人の殺害事件を巡り、過酷な運命に翻ろうされながらも惹かれ合う2人の物語を、衛藤凛氏の脚本、『あなたの番です』などの小室直子氏らの演出で描く。プロデューサーは『あなたの番です』を手がけた鈴間広枝氏だ。

芯が強く、可憐で才能にあふれ、誰にも物おじしない和菓子職人・花岡七桜役を、日テレドラマ初主演となる浜辺。創業400年の老舗和菓子屋のクールな跡取り息子・高月椿を横浜が演じる。

浜辺は「今回のお話を頂いてはじめて原作を読んだのですが、少女漫画でもあり、本格的なミステリーでもあるというすごく異色なストーリーに加え、椿と七桜の関係の変化や展開の目まぐるしさに、何度も衝撃を受け一気に読みすすめてしまいました!」とコメント。

役柄については「常に複雑で切ない思いと葛藤しながら椿と、そして和菓子と、向き合う女性です。亡き母への想い、和菓子への想い、そして椿への想い、たくさんの想いを重ねる七桜の気持ちを想像して誰よりも理解してあげられるよう寄り添いたいと思います」と話し、「横浜さん演じる椿をはじめ、監督、スタッフ、キャストでどんな『私たちはどうかしている』のドラマの世界ができ上がるのか今からすごく楽しみです。私にとって、挑戦となるシーンもたくさんあるので、丁寧に、激しくそして豊かに作りあげていけたらなと思います」と抱負を述べた。

一方の横浜は「椿は、亡き父を尊敬していて父の言葉を信じ、光月庵を大切に思い、立て直そうと信念を貫き、奮闘するカッコ良い男です。そんな椿を演じさせていただくことにプレッシャーを感じていますが、皆さんの期待に応えられるように、椿と向き合い、光月庵や和菓子に対する情熱や想い、孤独さや苦悩を繊細に演じられればと思います」と意気込み。

原作書影

そして、「父が亡くなったことがきっかけで生まれた七桜との歪な関係も物語の魅力的な部分だと思っています。“どうかしている”2人が行き着く先を、ハラハラドキドキしながら毎週楽しみにしていただけるとうれしいです。また、和菓子作りも始めました。繊細な作業で難しいですが、とても楽しいです。少しでも多くの方に和菓子の魅力も伝えることができれば良いなと思っています。お楽しみに!!」と呼びかけた。

原作の安藤氏は「浜辺美波さんと横浜流星くん、そして和菓子に着物と『美しい』しかない世界なのに話はドロドロな愛憎劇…そのギャップを楽しみたいです!! カラーでみられる数々の和菓子にも期待です!!!」と興奮。

鈴間プロデューサーは「主人公の七桜は、可愛らしく可憐な中にも、どんな逆境にも立ち向かうブレない強さを持っている女性。そんな七桜を、ものすごく可愛らしいのに、可愛いだけじゃない“凛とした芯の強さ”を持っていらっしゃる浜辺さんに演じていただけること、本当にうれしく思います。そして、一見クールなのに情熱や使命感にあふれ、不器用で可愛い一面も持つ椿には、その涼しげなルックスからは想像できないほど、お芝居に対して熱くて真摯(しんし)で、でも人なつっこい少年のような一面もお持ちの横浜さんしかいないと思い、オファーさせていただきました」と起用理由を語っている。