ソフトバンクロボティクスは9月28日、人型ロボット「Pepper」の法人向けモデル「Pepper for Biz 3.0」を用いて、来店客の発熱確認を可能にするパッケージ製品「サーマルPepper パック」の提供を開始した。

  • 発熱を検知し来店客に声掛けをする「Pepper」

    発熱を検知し来店客に声掛けをする「Pepper」

「サーマルPepper パック」は、Pepper本体を含む「Pepper for Biz 3.0」のサービスとサーマルカメラ、そして発熱検知用のアプリケーションがセットになったパッケージ製品。

Pepperとサーマルカメラが連携し、1秒以内で来店客の顔表面温度を測定。その測定結果と事前に設定した温度のしきい値に応じて、Pepperが来店客に注意喚起などの声掛けを行うという。また、発熱者を検知した際は従業員などへメールで通知を行うほか、当該発熱者の画像をメールに添付することも可能。さらに、来店客のマスク着用の有無を検知し、未着用の際にはPepperから着用を促す声掛けをすることも可能だということだ。

これらにより、感染リスク低減や従業員の作業負荷軽減につながるほか、Pepperが自然に声掛けすることで来店客の不快感を低減させることが期待できるとしている。

なお、「Pepper for Biz 3.0」の契約者向けには、Pepper本体を除いたサーマルカメラと発熱検知用アプリケーションのセット「サーマルカメラ for Pepper」を提供する。これにより、現在利用しているPepperで「サーマルPepper パック」と同様の非接触型発熱検知などの対応が可能になる。

 

サーマルPepperパック 利用イメージ(Pepper for Biz 3.0)