南島原市深江町の結婚式場「ザ・マーキーズ」のウエディングプランナー、本田未希（みき）さん（２６）が、このほど東京で開かれた挙式プランコンテスト「グッド ウエディングアワード２０１７」（リクルートブライダル総研主催）で準グランプリに次ぐ「ソウル賞」を受賞した。同コンテストでの入賞は県内初。
同アワードは２０１１年から年１回開催。プランナーが年間を通じて担当した結婚式のアイデアや実現までのプロセスなどを発表。「いい結婚式」のグランプリを審査で決める。今回は全国から６６９人の応募があり、書類選考の１次審査を通過した８人がファイナリストとして東京での最終選考会に臨んだ。
本田さんは「しあわせのＲＡＩＬ」と題して、昨年１１月３日、島原駅で挙げた人前式をプランニング。新郎の勤務先である島原鉄道の協力を得て、南島原駅から島原駅まで新婦と父親が乗る臨時列車を運行。新郎や親族らが駅のホームで出迎える演出を手掛けた。
最終選考会では、約８００人の観客を前に、１０分間の持ち時間で挙式までの取り組みをプレゼンテーション。本田さんは「プレッシャーもあり緊張したが、会社の同僚らの応援に励まされた」と入賞に笑顔。「島原半島で挙げる結婚式の魅力を広めることが、若い世代の定住やＵターンにつながればうれしい」と話している。
