赤ちゃんに絵本プレゼント

 五島市池田町の同市立図書館は、生後4~5カ月の乳児と保護者に絵本を贈呈する「ブックスタート」事業を始めた。24日、図書館近くの市勤労福祉センターで初めてのイベントを開催。対象者に読み聞かせの手本やこつなどを伝えた。

 絵本で親子の触れ合いを増やして、図書館を気軽に利用してもらおうと企画。市内の生後4~5カ月の乳児がいる家庭に順次案内を送り、2カ月ごとに開くイベントでプレゼントする。来場できない場合は後日図書館を訪ねれば受け取ることができる。

 イベントでは、贈呈する絵本「いないいないばあ」と「くっついた」の2冊を読書ボランティアが来場者一組ずつに朗読。「物語の内容が分からなくても言葉のリズムで心が通い合う」「ひざの上でお気に入りのページを開いてあげるだけでもいい」などと助言し、図書館のオリジナルバッグを添えて手渡した。

 図書館にある絵本の展示のほか、毎月第1土曜午前11時から図書館で実施する0~2歳への読み聞かせも紹介。4カ月の大翔( やまと )ちゃんと来た大荒町の主婦、塩塚里沙さん(30)は「子どもも興味を示していたので、家で早速やってみたい。いろんなことに活発な子に育ってほしい」と話した。

 問い合わせは市立図書館(電0959・72・6900)。

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