春を告げる「愛宕市」 佐世保・相浦商店街 25日まで

 春を告げる伝統行事「愛宕市」(愛宕祭協賛会、相浦商工振興会主催)が23日、佐世保市相浦町の商店街一帯で始まった。歩行者天国となった約1キロの本通り沿いに約140の露店が並び、多くの人でにぎわっている。25日まで。

 2月24~26日に東漸寺(中里町)の「勝軍地蔵菩薩」が愛宕山山頂で開帳される「愛宕祭り」の門前市。430年以上の歴史があるとされる。

 会場では植木や竹製品、海産物などの露店がずらり。家族連れなどが食べ歩きや買い物を楽しんでいた。松浦市御厨町から訪れた千北ツヤ子さん(85)は「いろいろなものが並んでいて楽しい。ナンテンの苗木を買えた」とうれしそうに話した。

 24日の午前9時からは、近くの飯盛神社で参道駆け上がり大会、25日は午前9時半から囲碁大会(相浦文化センター)、11時からぜんざい会(本部前)など、多彩なイベントが開かれる。

買い物を楽しむ来場者=佐世保市相浦町

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