島原高出身剣士が活躍 藤崎 全日本女子学生選手権V、林田、竹中 世界選手権代表に

 この夏、島原高出身の剣士たちの活躍が相次いだ。7日に東京・日本武道館で行われた全日本女子学生選手権で藤崎薫子(明大3年)が初優勝。9月14~16日に韓国で行われる第17回世界選手権の日本代表には、男子の林田匡平(筑波大-福井県立武道館)と女子の竹中美帆(筑波大3年)が名を連ねた。
 藤崎と竹中は同級生。2014年長崎国体、15年和歌山国体で主力を担い、本県少年女子のV2に貢献した。3年時は藤崎がチームの主将を務め、竹中は全国高校総体(インターハイ)個人で日本一に輝いた。
 全日本女子学生選手権は、その2人が準々決勝でぶつかった。互いの手の内を知る元チームメートの対戦は延長にもつれ、藤崎が最後に小手を決めて4強入り。そのまま頂点に駆け上がった。
 24歳の林田は、筑波大4年時に全日本学生王者となり、昨年11月に全日本選手権で3位入賞。着実に成長を続けている。
 高校時代の3人を指導した島原高の渡邉孝経校長は「指導者冥利(みょうり)に尽きる。ぜひ日本を引っ張っていけるような選手を目指してほしい」とさらなる活躍を期待していた。

全日本女子学生選手権で初優勝した藤崎(明大スポーツ提供)

© 株式会社長崎新聞社