長崎電気軌道 「市民会館」乗り換え可能に 7月から、混雑緩和図る

3号系統赤迫行きに乗り換えが可能になる5号系統蛍茶屋行き=長崎市魚の町、市民会館電停

 長崎電気軌道(長崎市)は17日、路面電車の停留場「市民会館」(魚の町)での乗り換えサービスを7月から始めると発表した。「新地中華街」(銅座町)に次ぐ2カ所目。現金での乗り換えは来年3月末で終了する。
 新地中華街電停が観光客らであふれ、乗降しにくい状況が見受けられるため、利用を分散し混雑緩和を図る。対象は▽3号系統「蛍茶屋」行きから4号系統「崇福寺」行き、または5号系統「石橋」行きに▽4号・5号系統「蛍茶屋」行きから3号系統「赤迫」行きに-それぞれ乗り換えるルート。利用客にとっては選択肢が増え、利便性が向上する。
 乗り換え方法は新地中華街電停と同様。現金で運賃を支払う場合は、乗換券を受け取る。ICカード乗車券は、乗降時に読み取り機にかざせば自動適用される。ただ、現金での乗り換えは来年3月末で両電停とも終了し、ICカードだけの対応となる。

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