超党派の国会議員などでつくる海事振興連盟(会長・衛藤征士郎衆院議員)は15日、佐世保市内でタウンミーティングを開き、造船業の人材育成を図るため国に対して、長崎県立佐世保工業高に学科新設などを求める決議を採択した。
連盟は全国でタウンミーティングを開き、地元関係者との意見交換を通した課題の解決を目指している。
この日は、国会議員のほか、行政関係者、造船、海運、旅客船、倉庫などの業界団体から約100人が出席。要望では、日本造船工業会などの代表から、若手造船技術者を養成するため、佐世保工高に関連学科を創設するよう求める声が上がり、タウンミーティングの決議に加えることで一致した。
決議にはこのほか▽海の日を7月20日に固定▽離島航路の維持・活性化▽海事産業の競争力強化-など14項目を盛り込み、採択した。衛藤会長は「皆さんの率直な意見を予算確保にしっかり反映させたい」と述べた。
佐世保工業に造船学科を 海事振興連盟 タウンミーティングで採択
- Published
- 2020/02/18 15:00 (JST)
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