声掛けで詐欺防ぐ コンビニ店主・光武さん 雲仙署から感謝状

感謝状を受け取る光武さん=雲仙署

 特殊詐欺を未然に防いだとして雲仙署は20日、長崎県雲仙市小浜町のローソン小浜北野店オーナーの光武真理さん(47)に感謝状を贈った。
 同署によると、1月28日、60代男性と妻が来店。男性が携帯電話で通話したまま、現金自動預払機(ATM)に向かったため、不審に思った光武さんが妻に声を掛けた。「NTTを名乗るメールが届き、通信料など29万6千円の未納金があると言われた。指示を受けてコンビニに来た」などと説明したことから、詐欺を疑い、男性を説得して同署への相談を促した。
 同署であった贈呈式で、高嶋美智也署長は「詐欺の手法は巧妙化しており、市民の財産を守った功績は大きい」と謝辞。光武さんは「詐欺は身近にあることを実感した。おかしいなと思ったら積極的に声を掛けるよう、店全体で徹底したい」と話した。

 


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