堀内組のオリーブオイル 県特産品新作展で優秀賞

県特産品新作展での優秀賞受賞を朝長市長に報告する山下社長(左)=佐世保市役所

 総合建設業で農業も手掛ける堀内組(長崎県佐世保市光町)が生産するオリーブオイルが、昨年度の県特産品新作展の農産加工品・酒・飲料部門で準優勝にあたる優秀賞を受賞した。
 ふるさと産業の振興を図ろうと県が毎年実施している。水産加工品や菓子・スイーツなどの4つの部門とながさき手みやげ大賞に、県内59の事業者が計74商品を出品。農産加工品・酒・飲料部門には24事業者から計30商品の応募があった。
 堀内組は2008年からオリーブオイルの栽培を開始。同市と西海市合わせて計約13ヘクタールの土地で2223本を栽培。フルーティーな香りで柔らかい味わいのルッカや、洗練された味わいが特徴のコロネイキなど5種類のオイルを搾油している。担当者によると、鮮度の基準である酸度はプレミアムオイルとされる0.3以下に抑えているという。
 山下功三社長らが3月26日、市役所を訪れ、朝長則男市長に受賞の報告をしオリーブオイルを贈呈。「約10年たってようやく他地域との差別化が可能となり、ブランド化のめどが立った」と話した。
 30グラム972円(税込み)、100グラムは3240円(同)。堀内フルーツファームのホームページなどで販売している。

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