期待胸に新生活へ一歩 長崎大入学式 中部講堂に代表16人

新入生を代表して宣誓する北垣さん(右)=長崎大中部講堂

 長崎大の入学式が2日、長崎市文教町の同大中部講堂であった。新型コロナウイルス感染予防のため、新入生は代表16人だけの出席となった。新入生は大学生活の一歩を踏み出し、学びと将来への期待を口にした。
 例年、長崎ブリックホールで開催していたが、本年度は規模を大幅に縮小。出席者は学部、研究科の代表だけに絞り、席の間隔を空けた。講堂入り口で手の消毒、式典中のマスク着用、換気の徹底などの対策を講じた。
 河野茂学長は、新型コロナの流行と五輪延期に触れ「不安は大きいと思うが、学生が挑戦できる場を整えていくのが大学の使命。若い息吹に期待する」と告辞。新入生代表として歯学部の北垣美波さん(18)は「学業に励み、人格の修養に努める」と宣誓した。
 医学部に入った大分県出身の岩下凜さん(18)は「早くみんなと顔を合わせて仲良くなり、地域医療をしっかり学びたい」と話した。
 本年度の新入生は学部生1668人、大学院生483人の計2151人。

代表の学生たちが席を空けて座った

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