九州・沖縄地区2019年建設業年間売上高ランキング 50億円以上に長崎県7社 東京商工リサーチ

 東京商工リサーチ福岡支社は九州・沖縄地区の2019年建設業売上高ランキングを発表。集計対象の年間売上高50億円以上の企業は129社あり、このうち長崎県の企業は前年と同じ7社がランクインした。
 本県1位は谷川建設(長崎市)で198億8200万円。佐世保市での宅地開発事業などがあり、2期連続の増収となった。全体順位は18位。2位の協和機電工業(同)は120億2200万円。東京での大型工事受注などで過去最高の売上高だった。ほかに▽西海建設(同)120億600万円▽上滝(同)104億1600万円▽吉川建設(諫早市)63億500万円▽堀内組(佐世保市)62億9600万円▽梅村組(同)58億900万円。4社が前年比で増収だった。
 九州・沖縄全体の1位は九電工(福岡市)で3520億円。100億円を超えたのは58社だった。新型コロナウイルスの影響について、同支社は「工場などの生産設備やホテルなどで投資計画の延長、見直しが発生する懸念がある」としている。

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