世界遺産パネル展始まる 登録2周年、10日まで県庁

ミニチュア模型や写真を展示している世界文化遺産パネル展=県庁

 世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の登録2周年を記念したパネル展が3日、長崎県庁1階イベントエリアで始まった。12の構成資産のミニチュア模型もお目見えし、来庁者を楽しませている。10日まで。
 同遺産は2018年7月4日、世界文化遺産に登録。パネル展では、県内小中学校などで実施している「ふるさと教育」や、各地域で住民らの保存活用に取り組む様子を紹介。登録認定証のレプリカや年表なども展示している。
 長崎市西町の小川信彦さん(80)は「数年前に娘家族と一緒に久賀島を訪れ、こんなところまで信徒が来ていたのかと感動した。他の構成資産も見て回りたい」と目を細めた。
 5周年を迎える「明治日本の産業革命遺産」のパネルも設置。展示は午前9時~午後5時45分。最終日は午後5時まで。

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