子どもの優秀絵画や書を表彰　沖縄や韓国、タイの作品も　九州国博

　九州・沖縄や韓国、タイの子どもたちの優れた絵や書を九州国立博物館（太宰府市）1階に展示する「MOA美術館児童作品展in九州国立博物館」の表彰式が12日、同館であった。

　MOA美術館（静岡県熱海市）は「子どもたちが興味を持ったことに感性を働かせ、絵や書で表現することで情操を養うこと」を目的に1989年度から、国内外で作品展を開催。2016年度からは九州・沖縄、韓国、タイの全25会場の展示作品のうち優秀作85点を「九州国立博物館賞」として選出し、同館で展示している。

　表彰式では、九州国立博物館長賞や太宰府市長賞などに選ばれた児童に島谷弘幸九博館長や楠田大蔵太宰府市長らが賞状を授与。島谷館長は「小さいころから感性を養うことは大事で、努力が必要」と受賞者らを激励した。九州国立博物館賞に選ばれた全児童にも賞状が贈られた。同作品展は13日まで。　（南里義則）