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干潟の魅力、発信へ新施設 佐賀市の東よか干潟

 ラムサール条約登録地の東よか干潟(佐賀市東与賀町)の価値や魅力を発信しようと、同市は今秋に観光や学習ができる展示スペースや研修室などを備えた「東よか干潟ビジターセンター」(仮称)を開館する。2月7日まで、施設の愛称を募集している。

 有明海沿岸から沖合へ広がる同干潟は絶滅危惧種を含む野鳥が年間100種類以上飛来する。2015年には、水鳥の生息地である湿地や生態系を保全するよう同条約が定める国際的に重要な湿地に登録された。海岸沿いは、秋に赤く色づく塩生植物シチメンソウの国内最大規模の群生地としても知られる。

 センターは干潟近くの「干潟よか公園」西側に、今年10月の開館を目指して建設中。2階建ての展望棟(100平方メートル)と平屋の展示棟(約660平方メートル)が一体となった構造で、子どもの校外学習のほか環境に関する研究発表や講演、観光客への情報発信などでの利用を想定する。

 展望棟では地上13メートルの高さから干潟の野鳥や佐賀平野の田園風景を見渡せる。展示棟にはパネルや模型などで干潟の生き物や飛来する野鳥を紹介する展示スペースや、干潟の1年の様子を映像で流したり、佐賀のりなど有明海関連の特産品を販売したりする交流スペース、研修室を整備する。開館後は市の直営で運営し、職員が常駐する。

 愛称は郵送やメールなどで申し込む。法人や団体でも応募でき、1人(1組)につき1点まで。自作で未発表であることなどが条件。最優秀1案を選び、採用者には賞金5万円を贈る。市環境政策課=0952(40)7202。(穴井友梨)

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