モザイクアートの巨大壁画 「平家一本桜」完成 みやま市
福岡県みやま市山川町のバイオマスセンター「ルフラン」を市の新たな「インスタ映え」スポットにしようと、市民が制作していたモザイクアートの巨大壁画が完成した。ルフランから見える天保古山山頂の名所「平家一本桜」を描いた。20日、関係者約30人が集まって完成式があり、覆われていた幕が下ろされると歓声が上がった。
地元青年会議所や観光協会などで実行委員会をつくり、構想から約半年かけて制作。5センチ四方のカラータイル1万4千枚を並べる作業は、地元の子どもたちも参加した。完成した壁画は高さ約8メートル、幅約4メートル。ルフランの旧小学校舎の外壁に貼り付けられた。
実行委員長の小柳充生さん(36)は「みやまには自然や人など都会にはない魅力があり、壁画を多くの人に見に訪れてほしい。みやまを盛り上げるため、自分たちの力で次の企画も考えたい」と笑顔を見せた。
この日は飲食ブースなどを設けるマルシェも計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、簡単な完成式のみを行った。 (吉田賢治)