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「キキはオールラウンダーになった。素晴らしい」日本代表主将の林咲希が16年ぶりVの富士通で見せた進化【女子バスケWリーグプレーオフ】

 ◆バスケットボール女子・Wリーグプレーオフ 富士通89―79デンソー(15日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 2戦先勝方式の決勝最終第3戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)1位の富士通が初優勝を目指したRS2位のデンソーを下し、2勝1敗で2007―08年シーズン以来2度目の優勝を飾った。宮澤夕貴がチーム最多の18得点を挙げてプレーオフのMVPに輝いた。

 日本代表では主将を務める林咲希(福岡県糸島市出身)は得意の3点シュートを2本含む15得点をマークして優勝に貢献した。14日の第2戦は前半リードしながら、後半に失速して逆転負け。林は「昨日の負けから修正するところを徹底してやっていこうと話をした。リバウンドやディフェンスでミスをせず、自分たちの強みでもあるトランジションをやりきろうとした。きょうの試合で出せた」と明かした。

 その上で昨季はENEOSの一員として頂点に立った実力者は「第3クオーターの出だしが良くなかったが、立て直せたのはリーグの中でだめだった部分の修正ができていたから」とうなずく。ENEOS時代も先輩だった宮澤、実績のある町田瑠唯とともに、長く優勝から離れたチームで若手の成長を促した。

 自身も大きくレベルアップを遂げた。古巣では主に得意の3点シュートが主な役割だったが、富士通ではボール運びなど多彩な役割を担った。テーブス監督も「キキ(林)はオールラウンダーになった。素晴らしい」とたたえる。コート内外で懸命にけん引した日々が結実した。

 レギュラーシーズンでは初めてベスト5に輝くなど移籍1年目のシーズンに大きな勲章を手にした。富士通での活動と並行して日本代表では主将の重責を担い、パリ五輪の出場権獲得にも導く充実の1年を過ごした。

◆Wリーグ・今季のプレーオフ決勝成績
4・13 富士通〇64―57●デンソー
   14 富士通●62―73〇デンソー
   15 富士通〇89―79●デンソー
【注】2戦先勝方式

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