「仕入れてくるクルマがあるけれど、どう?」縁を感じて購入|65年式 プリンス スカイライン 2000 GT Vol.3

       
【65年式 プリンス スカイライン 2000 GT Vol.3】

 運転免許を取得して就職も果たし、ふだんの通勤に使うクルマも購入。クルマのある生活にすっかりなじんでいたが、心の隅にS54への思いが引っかかっていた。

 そんな折、昨年秋に村松さんは、長野県岡谷市のプリンス&スカイラインミュウジアムへ出かけた。子どもの頃から面識のあったプリンスクラフト代表の中谷寛さんと再会。その場で何げなく「S54がいつかは欲しいですね」と伝えたところ、年が明けた今年1月に、中谷さんから「仕入れてくるクルマがあるけれど、どう?」と連絡があったのだ。

「見てみたいと思いましたし、何かの縁を感じました」と村松さん。

 2月25日、ノスタルジック2デイズの会場で実車と対面。その場で購入を決めた。年齢差(!?)、26歳。人とクルマの何ともドラマチックな出合いだった。




ウエーバーのダブルチョーク・キャブレターが3個並んだG7型エンジン。左奥に見えるタンデムになったブレーキ・マスターシリンダーが、フロント・ディスクブレーキに対して踏力を確実に伝える。



オリジナルの仕様で撮影するために、ブローバイガスの「煙突」を大気開放タイプに付け替えた。ふだんは3型のパーツを使い、ゴムパイプでエアクリーナーボックスに戻している。


ホイールキャップは、他のスカイライン1500などと同じデザインのものを装着する。


筆記体のSkylineのエンブレムは、初代スカイラインから引き継がれたこだわりのポイント。初代とは書体が少し違うが、オシャレな雰囲気を醸し出す。GTの赤バッジはこの時から始まった。



トランクリッドの中央に付くエンブレム。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年6月号 Vol.151(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo: Kazuhisa Masuda/益田和久

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