憶えていますか? 「スポーツカーに乗ろうと思う」のキャッチコピーで販売された4代目|日産 フェアレディZ 300ZX ツインターボ 2by2 Tバールーフ Vol.1

       
「スポーツカーに乗ろうと思う」。このキャッチコピーを記憶している人は多いのではないだろうか。

そう、これは「Z32」の型式で知られる4代目フェアレディZで使われたものだ。

Z32はこの印象的なキャッチコピーが表すとおり、世界一のスポーツカーを目指して歴代のなかで最も大きな変化を遂げたモデルとなった。



 従来のZといえば、ロングノーズ&ショートデッキのシャープなフォルムが代名詞だった。

しかしZ32は、ボリューム感満点のグラマラスなフォルムに変身。先代比で全長は95㎜(2シーター車)も短縮され、全幅は65㎜(3ナンバー車)もワイドに。

そして全高は45㎜も低くなった。また、空力やスタイリングを考慮し、超スラントヘッドランプを採用したことも特徴。

攻撃的なフロントマスクは、先代Z31の表情とは一線を画すものだ。


メーターパネルは大径のタコとスピードをメインに、左右に水温と燃料を配置。タコの下に油圧、スピードの下にはブースト(ターボ車のみ)を内蔵。


5速MTのシフトレバーはサポートロッドを使ったリモートコントロール式で、ドライバーの自然な位置に配される。


リアには純正オプションで用意されていたマッドフラップも装着。コンディションも上々だ。



2シーターと2by2の見分け方は、フューエルリッドの位置。2シーターはクオーターウインドー下にあるが、2by2はオーバーハングにある。


ハチマルヒーロー 2019年 05月号 vol.53(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : Motosuke Fujii(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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