下総鬼姫丸 追い求めた憧れに自分流をプラスして独創スタイルを獲得

リア観音扉は全面に桜柄のエッチングステンレスを張り込み、リア周りを華やかに彩る。

       


由加丸のアートをリスペクトしてやまないというオーナー。由加丸風のスタイルを採り入れながら、ディテールには自分ならではのこだわりを詰め込んだオリジナルアートを展開。バリバリの仕事車ながらも、その秀麗なる姿はまさにアートと呼ぶにふさわしい。

トップパートを華やかに彩るのは平型バイザーと平角ミラーステーのナイスコンビネーション。バイザーの前面には厚みを持たせてマーカーを2段で配置。ミミ部分は丸棒で星をあしらい、デザイン性豊かなアートを好演出。サイドに設けた緑のカラーパネルは、なかにマーカーを仕込んでナイトシーンにおける存在感アップにひと役買っている。

張り出し量が緻密に計算されたキャデラックバンパーは、パーツスワップによりクルージング風に面持ちを変えたアイラインとの相性もバッチリで、シャープ&ワイルドな顔つきは特筆すべき個性の一つだ。そして、見逃すことのできない角パイプ4本仕様のキャブハシゴは、大小の菱デザインを組み合わせた個性的な形状にマーカーとアンドンをプラスした豪華な出来映えで、昼夜ともに目立てるキラーパーツに仕上がっている。

ほかにもロケットやサイドバンパーのアンドン、リアバンパーなど、魅力的なパーツを満載した下総鬼姫丸。この美麗なる姿で、今日も房州路を駆け巡っていることだろう。

【写真6点】由加丸アートをリスペクト。

カミオン2011年12月号トップアートをもとに再構成

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