×

米失業率3.9% 17年ぶりの低水準

2018年5月5日 9:26

アメリカの4月の雇用統計が4日に発表され、失業率が3%台に改善し、17年ぶりの低い水準となった。

アメリカの4月の雇用統計で、失業率は前月比0.2ポイント改善し、3.9%となった。これは2000年12月以来、17年4か月ぶりの低い水準。失業率は前月まで6か月、横ばいとなっていたが、昨年末に決まったトランプ政権の大型減税などが追い風となり、雇用情勢が改善した形。

ただ、物価上昇の先行きを示す平均時給は前年同時期比2.6%増の26.84ドルと、リーマンショック前の水準には届かないまま。市場関係者は「利上げの加速には賃上げ圧力がどこまで高まるかにかかっている」と話している。