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体操選手に“性的暴行”大学が被害者と和解

2018年5月17日 14:14

アメリカの体操協会の元チームドクターの男が女性選手らに性的暴行を加えていた事件で、男が勤めていた大学が、被害者と約550億円の示談金で和解したと発表した。

この事件は、体操協会の元チームドクター、ラリー・ナッサー被告が、20年にわたり治療と称してオリンピック選手を含む女性選手らに性的暴行を繰り返していたもの。被告には、最長で禁錮175年の有罪判決が言い渡されている。

NBCテレビなどによると、ナッサー被告が勤めていたミシガン州立大学は16日、300人以上の被害者女性と5億ドル、日本円で約550億円の示談金で和解が成立したと発表した。

この大学は、1990年代から被害を訴える声があったにもかかわらず対応措置を取らなかったと非難されていた。