次世代の高速通信＝５Ｇの商用化をこの春に控え、ＮＴＴドコモが最新の技術を公開した。

「フェイスシェアリング」という技術は、人間の口の筋肉の動きを学習し、離れた場所にその情報を伝達することで、人の話し方を再現することができる。外国語の練習や言語障害がある人のリハビリ、プロの歌手の歌い方をそのまま学ぶなど、様々な活用が検討されている。

また、ＡＲと呼ばれる最新の技術では、特殊なメガネをかけると店のクーポンが出たり、バス停を見ると時刻表が出るなど、現実の世界にデジタル情報が映し出される。

こうした技術は、大容量のデータを超高速で通信できる５Ｇが商用化される春以降に、さらに普及するとみられていて、各社の開発競争は激しさを増している。