３０日夜、新たに東京、京都、三重で新型コロナウイルスへの感染が確認され、国内での感染者数は１４人となった。

３０日夜、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、中国からツアーコンダクターとして東京を訪れていた３０代の中国籍の女性。厚生労働省によると、今月１９日に中国・武漢市に滞在、２０日に入国し、２６日まで国内のツアーを引率していた。

既に２４日には、発熱と咳（せき）の症状があったため、都内の病院を受診し、３０日に肺炎と診断され、入院したという。

さらに京都府では、今月１６日から２２日まで、中国・武漢市に里帰りしていた２０代の中国籍の女性から、三重県では先月２４日から今月１３日まで武漢市に帰省していた５０代の外国籍の男性から、感染が新たに確認された。

また、２９日の第１便で中国・武漢市から帰国した日本人３人からも「新型コロナウイルス」への感染が確認された。このうち４０代と５０代の男女は、症状がなかったため、千葉県の勝浦市のホテルに滞在していた。

日本国内で、症状が出ていない人から感染が確認されたのは初めてのことで、日本国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人はあわせて１４人になった。

一方、３０日に第２便で帰国した日本人２１０人のうち、熱などの症状が出たため入院したのは２６人となった。関係者によると、そのうち最初に空港から病院に搬送された１３人については、検査の結果、新型コロナウイルスに感染していないことが分かったという。

残りの１３人は３１日に結果が出る見込み。