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米・国務省 日本への渡航情報2に引き上げ

2020年2月23日 12:16

日本国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、アメリカ国務省は22日、日本への渡航情報をレベル2の「注意を強化」に引き上げた。

新型コロナウイルスをめぐり、アメリカ国務省は、「日本で感染経路が分からないケースが相次いでいる」と指摘。4段階の渡航情報をレベル1からレベル2の「注意を強化」に引き上げ、高齢者や持病のある人は不要不急の場合、渡航延期を検討するよう呼びかけている。

それでも日本に渡航する人に対しては、「病気の人との接触を避け、洗っていない手で目や口を触ることは避けるべき」などとしている。

一方、韓国政府は23日午前9時時点で、新型コロナウイルスの感染者が新たに123人確認され、計556人になったと発表した。40代の男性ら2人が死亡し、国内の死者も4人に増えた。

集団感染が起きた大邱市の新興宗教団体の関係者のうち、1000人以上に発熱などの症状があるという。

また、イタリアでも感染が急拡大している。国営放送によると、ミラノを州都とする北部のロンバルディア州で54人など、国内で79人の感染が確認された。うち2人が死亡している。

この事態を受け、ロンバルディア州の複数の自治体で学校や飲食店が閉鎖されているという。

中国では、感染者の数は630人増え約7万7000人に、死者は97人増え2400人を超えた。