安倍首相は公明党の山口代表と会談し、Ｇ７（＝主要７か国）の首脳によるテレビ会議の内容を報告し、新型コロナウイルスの感染拡大防止と経済対策の策定に向け、連携を密にしていくことで一致した。

公明党・山口代表「今のコロナウイルスへの対応あるいは経済への対応と、あらゆる政策手段を尽くしてお互いに連携を密にして、取り組んでいこうという話し合いができた」

また、山口代表は、安倍首相がＧ７首脳に対して東京オリンピック・パラリンピックを「完全な形で」開催したいと話したことをめぐり「課題を乗り越えなければ開催は難しい」と指摘した。その上で、「ＩＯＣが決定権を持つわけで日本としては、完全な形の開催を目指すという基本姿勢が大切だ」と述べた。

一方、経済対策として消費税率の引き下げを行うべきかについては「消費税は歳入の基本であり、社会保障を支えている」などと述べ、慎重な考えを示した。