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都知事「感染爆発の重大局面」外出自粛要請

2020年3月25日 22:38
都知事「感染爆発の重大局面」外出自粛要請

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていた東京都で25日、新たに男女41人の感染が確認された。25日夜、小池都知事は「感染爆発の重大局面」だとして、都民に対し、今週末の不要不急の外出自粛などを要請した。

都内で新たに感染が確認されたのは、10代から90代までの男女41人。このうち11人は、24日までに女性看護師と患者のあわせて4人の感染が判明した台東区にある永寿総合病院の患者らで、都は、院内感染が起きたとみて、病院に立ち入り検査を行い予防策などを指導した。

また、海外からの帰国者は5人で、感染経路が現時点で分からない人は13人にのぼった。都内での感染者は、これで212人となった。

感染者の急増という事態を受け、小池知事は平日はできるだけ仕事を自宅で行い、夜間の外出も控えること、そして今週末の不要不急の外出についても、控えるよう都民に要請した。

小池都知事「今の状況は一言であらわすと、感染爆発の重大局面ととらえていただきたい。この認識をみなさまと共有する、そしてひとりひとりの行動が社会全体にも様々な影響もたらすと自覚をもっていただいて、難局をみなさまと乗り越えていきたい」

また、小池知事によると、今週末に文京区の後楽園ホールで予定されていた「K-1」のイベントについて、自粛を要請したところ、主催者から「無観客試合にする」との回答があったという。