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政権発足以来最多 小泉氏ら13人初入閣へ

2019年9月11日 10:29
政権発足以来最多 小泉氏ら13人初入閣へ

安倍首相は11日、内閣改造と自民党の役員人事を行う。政権の骨格は維持する一方で、小泉進次郎議員を環境相に起用するなど政権発足以来、最多の13人を初入閣させる。

内閣改造に先立って自民党本部では党役員人事が行われていて、臨時総務会で新執行部が正式に了承される。

■自民党の新体制
二階幹事長と岸田政調会長を留任させた上で、総務会長には鈴木オリンピック・パラリンピック担当相を、選挙対策委員長には下村憲法改正推進本部長を起用する。派閥のバランスにも配慮し、党内基盤の安定をはかることで安倍首相の悲願である憲法改正に党を挙げて取り組む狙いがある。

政権幹部は「憲法改正は二階氏と岸田氏が先頭に立って進めるべきだ」と話していて、安倍首相は党幹部を中心に憲法改正の議論を前に進めたい考え。

(IT担当相に内定)竹本直一議員「(Q.IT担当相への印象、意気込みは?)別に特別なモノはないですよ。日本は先端技術の先進国ではあるけれども、国家戦略としてきちっと伸ばしていかなくてはいけませんよね」

新内閣では政権の骨格である菅官房長官と麻生財務相以外の閣僚を交代させ、政権発足以来最多の13人が初入閣の大幅改造となる。しかし、安倍首相に近い議員の登用が目立ち、党内から「お友達ねぎらい内閣」との批判の声も出ている。

安倍首相は「安定と挑戦」を掲げていて、38歳と若く知名度の高い小泉氏を「挑戦」の象徴として内閣のイメージアップをはかる狙いもありそうだ。

<今後の流れ>
午後1時15分に組閣本部が立ち上がり、その後、今回のサプライズ人事となった小泉氏ら新閣僚が官邸に呼び込まれる。