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バレンタイン“10年連続日本一”のワケは

2020年1月23日 18:42
バレンタイン“10年連続日本一”のワケは

令和となって初めての「バレンタインデー」。今年は「チョコが主役ではない」商品も続々登場しているという。一方、10年連続で売上高が日本一だという、ある店。その意外な理由とは。

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残り1か月を切ったバレンタインデー。バレンタイン商戦も各地で始まっている。

長野市内の「ながの東急百貨店」。今年のコンセプトは「自分へのごほうび」。「写真映え」する見た目やパッケージが華やかなもの、「健康志向」を考えたスーパーフードのオーガニックチョコなどを多く取りそろえているという。

一方で、札幌市内のデパートではチョコレートが主役のイベントにある変化も。会場で目立っていたのは「マカロン」や「バターサンド」など。

大丸札幌店・中尾泰輔さん「大きく変わったのはチョコレート以外のスイーツが増えているところ。女性が自分自身で楽しむというイベントに大きく変わっていますので」

チョコではないスイーツが多く並んでいた。

買い物客「いろんなお店が集結しているので見ていて楽しいし結構迷っちゃいます」「(Q:何を買ったんですか?)いちご味のコンペイトー、チョコレートがかかったコンペイトー、(Q:男性に買うチョコレートは?)考えてないです」

各地で盛り上がりを見せるバレンタイン商戦。こうした中、このバレンタイン商戦で10年連続売り上げ日本一となっている百貨店が名古屋市にあるタカシマヤだ。開店前には、長蛇の列。さらに開店すると、店内には多くの袋を持った買い物客も。

買い物客「2割(他の)人用、8割自分のです。もう少し見て回ります」

人気の理由はどこにあるのだろうか?

広報担当マネジャー・犬飼奈津子さん「限定商品を、ここでしか手に入らないこの時期ならではの商品はしっかりとご用意させていただいております」

その1つは、この店でしか手に入らない限定商品を多く取りそろえていること。全部で120種類あるという。

今回、特別に限定のチョコレート(es koyama「es-TABLETフランボワーズ&ローズ」1458円)をいただいてみると、木イチゴをそのまま食べているような濃厚な甘酸っぱさとバラの香りがふわーっと広がってとても華やかな味わいだ。

このチョコレートを求めて買いに来た人も。

買い物客「去年買えなかったので。3人くらい前でなくなってしまって、それが欲しくて」

今回、午前6時前に並んでようやくゲットできたという。

イベントが人気なのには別の理由も。

広報担当マネジャー・犬飼奈津子さん「いわゆるお立ち台のような形でシェフがお越しいただいた時に、サインをしていただいたりお客様と写真をとっていただいたり」

お客さんと交流するシェフの姿が見受けられた。

辻口博啓シェフ「なかなか普段、厨房でお菓子をつくっているとこういう機会がないので、一体になって盛り上げているような空間になっています」

買い物客「(シェフの)話も聞けたのでぜひ食べてみようと思って」

過熱するバレンタイン商戦。楽しみ方も、広がりを見せている。