×

「健康確保」高齢者下船へ クルーズ船は今

2020年2月13日 16:40
「健康確保」高齢者下船へ クルーズ船は今

新型コロナウイルスへの感染が確認されているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、新たに44人の感染が確認された。加藤厚生労働相は80歳以上の高齢者らの下船を認めると発表した。横浜港から中継。

ダイヤモンド・プリンセスでは13日、新たに44人の感染が確認された。現在も船のそばには何台か救急車が止まっていて、感染者を病院へ搬送しているものとみられる。

そして、感染が拡大している船内だが、13日午前中の映像では、デッキなどが開放されている時間帯には多くの人が外に出て体を動かすなどしていた様子がわかる。

一方、船内での待機が長期化していることを受けて、加藤厚生労働相は、一部の人の下船を認めることを明らかにしている。対象となるのは80歳以上の高齢者で、窓がないか開かない部屋に滞在している人、もしくは持病がある人。持病の悪化などを防ぐ「健康確保」の観点から決めたと説明していて、検査を行って陰性が確認された場合、14日から順次、下船を認める。

今後、下船する人の対象を広げていくかどうかも検討するという。

厚労省は、残る乗客・乗員には、原則、来週19日まで船内での待機を求め、全員を検査する方向で調整している。