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医師感染の和歌山に専門家派遣へ~厚労相

2020年2月14日 12:02
医師感染の和歌山に専門家派遣へ~厚労相

和歌山で医師の感染が明らかになったことを受け、加藤厚生労働相は、現地に専門家を派遣することを明らかにした。

加藤厚労相「院内感染には十分対応していく必要があるというふうに考えている。そのため私どもとしては、専門家を派遣する準備をすすめている」

加藤厚労相は14日、国立感染症研究所の感染症の専門家を和歌山の病院に派遣すると述べた。病院は、既に外来の診察は行っていないということだが、入院患者がいるため、今後、院内感染を拡大させないためとしている。

一方、新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の近くには、4台のバスが到着している。乗客の船内での待機が長期化していることを受けて、80歳以上の高齢者で持病がある人など、一部の人の下船が認められたため、ウイルス検査で陰性が確認されれば、この後、下船し、これらのバスに乗るものとみられる。

こうした中、橋本厚生労働副大臣が14日朝、船内アナウンスで、乗客らに「皆様の状況を少しでも改善させるため努力しております」などと呼びかけた。

一方、チャーター機第2便で帰国し、13日にウイルス検査で陰性と確認された199人は、大型バスで滞在先の埼玉県内の施設を出発した。

また、チャーター機第3便で帰国し、施設に滞在している145人の再検査の結果は、早ければ14日にも判明する見通し。