大阪府は２２日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた感染者と感染の疑いのあるあわせて１０人が府内の病院に搬送されたと発表した。

大阪府によると２１日、厚生労働省からの要請を受け、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者で感染が確認された９人と感染の疑いがある１人のあわせて１０人が府内の感染症指定医療機関３か所に搬送されたという。

１０人は横浜港から病院までバスで搬送され、うち９人には症状がなく、感染の疑いがある１人はこれから検査が行われるという。

一方、京都府と京都市は、今月１９日にダイヤモンド・プリンセス号から下船し、京都府内の自宅に戻った４人の健康状態の確認を始めた。下船から２週間となる来月４日まで、保健所による電話での健康状態の確認や、公共交通機関の利用の自粛を呼びかけている。