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イラン議会選挙“反米”保守強硬派が躍進か

2020年2月22日 6:18

中東イランで21日、議会選挙が行われた。アメリカとの緊張が続く中、反米色の強い保守強硬派が躍進するとみられている。

イランでは、アメリカの制裁により経済が悪化し、国民の不満が高まっていて、現在のロウハニ政権は厳しい立場に立たされている。

投票に来た人「政府は経済問題を解決しようとしているが、もっと努力すべきだ」

一方、街のいたるところに、アメリカ軍に殺害された革命防衛隊の司令官を追悼するポスターが掲げられ、“反米ムード”が演出されている。

反米感情を高めることで、国民の不満にフタをしたいという思惑も透けて見える。

選挙の大勢は早ければ23日にも判明する見通しで、保守強硬派が議席をのばすとみられている。

アメリカとの関係はさらに厳しいものとなり、国民の生活苦を解決する具体策が見つからない中、国内の反米ムードばかりが強まりそうだ。