地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐり、防衛省が当初、候補地としていた、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場への配備を、断念する方向であることがわかりました。

イージス・アショアをめぐっては、候補地だった新屋演習場への配備の前提となる調査資料に、ずさんなミスがあったことなどから、防衛省が新屋演習場を含む、東北地方の２０か所の国有地で、インフラ環境などを再調査しています。

しかし、住宅地に近いことなどを理由に、秋田県知事らが受け入れは困難だと表明するなど、地元の反対が根強いことを受け、防衛省が、新屋演習場への配備を、断念する方向であることがわかりました。

今月末まで続けられる再調査の結果を踏まえ、同じ秋田県内での配備を軸に、候補地を検討することにしています。