アメリカ国務省で不正を監視する監察官が解任されたことをめぐり、複数の現地メディアは、ポンペオ国務長官が職員に犬の散歩など個人的な雑用をさせていた疑惑をこの監察官が調べていたと報じました。

国務省の監察官だったリニック氏は、１５日にトランプ大統領によって解任されましたが、理由は明らかにされていません。

ＮＢＣなどによりますと、解任前、リニック氏は内部告発を受け、ポンペオ国務長官が犬の散歩やクリーニングの受け取り、さらに妻とのディナーの予約といった個人的な雑用を職員にさせていたかどうか、調べていたということです。

また、ポンペオ長官は、大統領にリニック氏の解任を助言していたということです。

野党・民主党は「違法な報復措置の可能性がある」として、解任の経緯について調査を始めています。