激動の幕末から明治大正へ歴史の舞台となった町
函館市電
湯の川~函館どつく前(5系統) 営業距離/9.3km
湯の川~谷地頭(2系統) 営業距離/9.2km
特に同路線の「箱館ハイカラ號」は、昭和11年(1936)まで走っていた大正生まれの車両を復元したもので、木製の窓枠、竹製のつり革、ビロードの椅子が施されている。例年は4月中旬~10月末の土日祝日に運行するが、現在は新型肺炎の影響で運行休止中。ウイルスの一刻も早い収束と運行復活を願いたい。
そのほか25種類近くの様々なデザイン、ラッピング車両が走っているので、それらを見つけるのも楽しいだろう。特に老朽化などによってファンから廃車も危惧される500形電車は、昭和23年(1948)に登場した最古の車両である。
Old Days~かつて函館市電を走っていた車両と沿線風景~
【Nostalgic Spots】重厚な老舗すき焼き店「阿佐利本店」
明治34年(1901)創業、地元でも評判の高い阿佐利精肉店が営む、すきやき専門店である。特上の和牛ロースコースは4,200円。上質な肉の旨みと秘伝の割り下が絶妙な味を醸し出す。ミシュランガイドにも掲載された。
阿佐利本店(あさりほんてん)
北海道函館市宝来町10-11
TEL/0138-23-0422
営業時間/11時~21時(最終入店20時、L.O.20時30分)
定休日/水
アクセス/「宝来町電停」よりすぐ
写真/佐藤佳穂、函館市電(一部)