「ドン底」から東大に合格する人はどこが違うのか。不登校になった、英語のbe動詞がわからない、2ケタの筆算もできない……。小中学校時代にそんな挫折を味わった4人の東大生に話を聞いたところ、4人には「親のあり方」にある共通点があった――。
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どん底から東大へ。子供を飛躍させる親には共通点があった

子育ては、たいてい親の思うようにいかない。

・勉強をせず、親に隠れてゲームばかりやっている。
・習い事は続かず、何事もがんばることができない。
・高い塾代をかけたのに、受験では第1志望校に不合格。
・朝、自分で起きることができず、あげくの果てに何年も学校に行けなくなる――。

わが子がそんな負のスパイラルに陥った時、親はどうしたらいいのだろうか。

雑誌『プレジデントFamily2019秋号』では、特集「東大生184人『頭のいい子』の育て方」の中で、現役東大生4人に「僕たち私たちががんばり続けられた<親の言葉>」というテーマで取材した。彼らは一様に挫折を経験し、優等生とはいえない小中学生時代を送った東大生だ。

中学で不登校になり、英語のbe動詞もわからない、2ケタの筆算もできないという、精神的にも学力の面でも「どん底」を味わった人もいた。

だが、彼らはそこから這い上がった。

このままでは終わりたくないと奮起して、努力を続け、日本の最難関である東京大学に合格。いまは、それぞれに夢を追いかけている。優等生でなかった彼らが、飛躍できた理由は何なのか?

取材をしてみると、その親たちには「共通点」があった。子供をどん底から救い出し、飛躍させた親たちの価値観や接し方を紹介したい。

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『プレジデントFamily』2019秋号の特集は「わが家と何が違うのか解明! 東大生184人『頭のいい子』の育て方」。本稿の「僕が私ががんばり続けられた『親の言葉』」の詳細記事のほか、「賢い子が育った『家庭の中身』大公開」「東大生が小学生時代に読んだ本2019」などの記事を紹介。「『算数』が得意になった遊びと勉強法11」なども掲載している。ぜひ手に取ってご覧ください。