「もし宝くじで10億円当たったら、あなたは何をしますか?」――。この問いに対する回答は、富裕層と一般の人とで、大きな違いがみられると言います。富裕層の発想に、私たちが学ぶべきポイントとは?
※写真はイメージです(写真=iStock.com/AntonioGuillem)

働き方改革のジレンマから抜け出すには

昨今の「働き方改革」の動きによって、残業や休日出勤が減っています。有休の取得も比較的容易になりつつあります。が、その一方で「残業代がなくなって生活が苦しい」という声も聞かれます。

さらに、仕事量は変わらないのに残業だけ禁止されてしまい、それじゃ仕事にならないが会社には言えないので、結局隠れサービス残業になっているという負の側面もあります。

リモートワークの導入といっても週1~2回程度がほとんどで、たいていは相変わらず満員電車に乗って通勤を強いられます。

業務改革を伴わない時短は、むしろ労働者の不満を拡大させることになりかねません。このジレンマから抜け出したいという人は少なくないと思います。

そこでこの働き方改革に関して、ちょっとクイズを出してみたいと思います。

「もし宝くじで10億円が当たったら、あなたは何をしますか?」

どうでしょう? もしかしたら、「会社を辞めてリタイヤする」「とりあえず住宅ローンを完済する」「タワーマンションと高級外車を買う」「ひとまず全額貯金する」という考えが出てきたかもしれません。

一方、富裕層ならどう答えるでしょうか。