新型肺炎患者の集計方法を変えたWHO、「日本のお金のため?」と韓国メディアが指摘

Record China    2020年2月10日(月) 22時10分

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9日、韓国メディアは、新型コロナウイルスの集団感染が確認され、横浜港に停泊中の大型クルーズ船の船内の患者数について、WHOが日本の抗議を受けて集計方法を変えたと伝えた。写真はダイヤモンド・プリンセス。

2020年2月9日、韓国・ソウル新聞は、新型コロナウイルスの集団感染が確認され、横浜港に停泊中の大型クルーズ船の船内の患者数について、WHO(世界保健機関)が集計方法を変え、日本国内の患者数から除外したと伝えた。記事は、「慢性的な資金難に陥っているWHOが、金のためにプライドを捨てたのではないかとの指摘も出ている」と報じている。

記事によると、WHOの新型コロナ現況報告書では、5日に日本の確定患者数を33人としていたが、6日には25人に減った。クルーズ船内の確定患者数を、日本ではなく「その他地域」として区分し計算し直したためで、記事は「日本政府が彼らは日本の領海内に入る前に感染したと抗議すると、WHOは即座に集計方法を変えた」と伝えている。

また記事は、集計方法を変更した日、WHOのテドロス・アダノム事務総長が「日本政府は新型コロナの対応のため、1000万ドル支援してくれた」と感謝の意を表明したとも伝えている。一方、アダノム事務総長は、自身への批判や、新型コロナウイルスに関連したさまざまな情報が飛び交っていることについて、「WHOはウイルスだけでなく、われわれの対応を妨害するゆすり記事や陰謀論とも戦っていく」と反論しているという。

「WHOが金のためにプライドを捨てたのではないか」との指摘は真偽不明だが、これに、韓国のネットユーザーからは、「WHOは慢性的な資金難に陥っているのなら解体すべき」「WHOはわずか1000万ドルで国際的な良心を捨てたね」「金が世界を支配しているのだなあ」「WHOの危機はゆすり記事や陰謀論ではなく、事務総長のせいであることは、本人以外、全世界が分かっている」などの声が上がっている。

一方、「クルーズ船はどこの国?今にクルーズ政府ができそうだ」「日本の論理だと、『1次感染者はみんな集計から除いて』ということだろう」「日本は領海を放棄したな」「日本の海に船が浮かんでいるのなら日本として集計すべきでは」と、感染者数の集計方法をめぐっても、さまざまなコメントが寄せられている。(翻訳・編集/関)

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