陸上自衛隊目達原駐屯地(吉野ヶ里町)は19日、秘密区分のデータを許可されていないパソコンで取り扱ったとして、九州補給処の2等陸佐(55)を減給30分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 駐屯地によると、2等陸佐は2014年3月ごろから15年11月ごろまでの間、許可されていない官品パソコンでデータを扱った。「秘密のデータという認識がなかった」と話しているという。外部への流出は確認されていない。駐屯地はデータの詳細は明らかにしていない。

 九州補給処長の佐藤洋陸将補は「法令順守の教育指導を徹底し、再発防止に万全を期す」とコメントした。(円田浩二)