もうすぐ大型連休がやって来ます。県内各地の施設(しせつ)では期間中、謎解(なぞと)き、マルシェ、ワークショップなど、わくわく楽しい催(もよお)しがいっぱいです。主な施設の企画(きかく)や体験イベントを紹介(しょうかい)します。(志垣直哉)

◆県立佐賀城本丸歴史館(佐賀市)◆

江藤新平没後150年に合わせた特別展で謎解きイベントなども開かれる佐賀城本丸歴史館=佐賀市


 佐賀(さが)の七賢人(けんじん)の一人である江藤(えとう)新平(しんぺい)の没後(ぼつご)150年特別展(てん)が、5月12日まで開催(かいさい)中。関連イベントとして、展覧(てんらん)会を踏(ふ)まえた投稿(とうこう)企画(きかく)「江藤新平って、実は…」や、期間中の土日祝日は、地図の謎(なぞ)を解(と)き宝(たから)箱(ばこ)のありかを当てる「江藤新平からの挑戦状(ちょうせんじょう)! 謎(なぞ)解(と)き宝(たから)探(さが)し」が楽しめます。

 ほかにも、昔風写真体験(28日)、甲冑(かっちゅう)体験(5月3日)、子ども着付け体験(同4日)のほか、ステンドグラス風のこいのぼりを作るワークショップ(同5、6日)も開催されます。

◆吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)◆

大型遊具が豊富な吉野ケ里歴史公園ではしゃぐ子どもたち=神埼市郡


 27~29日と5月5、6日、遊具や芝生(しばふ)のある西口エリアの入園が無料になります。また同3、4日は東口と北口エリアも無料入園できます。同3~6日は雑貨(ざっか)や小物などの手作り品が並(なら)びグルメ、ステージ、縁日(えんにち)なども楽しめる「弥生(やよい)の丘(おか)マルシェ」が開かれます。

 体験イベントは、丸台を使った組みひも作り(27日~5月6日、500円)、鋳込(いこ)み体験(同、有料)、昔の農具体験(5月3、4日、無料)、尾崎(おさき)人形の絵付け体験(5月3~6日、有料)を開催(かいさい)。石棺墓(せっかんぼ)特別公開(5月3~6日、無料)も予定されています。
 

◆佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館(佐賀市)◆

鉄道に関する展示などが開かれる佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館=佐賀市


 5月5日まで、佐賀(さが)にちなんだ鉄道のグッズや資料(しりょう)の逸品(いっぴん)や珍品(ちんぴん)が並(なら)ぶ「大・集・合!鉄道展示(てんじ)」があります。また5月3日には幕末(ばくまつ)、佐賀藩(はん)が作った「蒸気(じょうき)車ひな形」のレプリカによる走行会を開催(かいさい)。さらに同4、5日にはNゲージ(鉄道模型(もけい))の運転会もあります。

 そのほか、トレーを使って鳥と飛行機を作る体験(28日)は、小学生以上が対象で事前申(もう)し込(こ)みが必要です。

●…その他施設のイベント…●

●県立宇宙(うちゅう)科学館=武雄市
 ビー玉を転がすと仕掛(しか)けが動き、物理の法則(ほうそく)や現象(げんしょう)を体感できる「ビーコロ×スイッチ展(てん)」が、5月6日まで開かれています。春に恒例(こうれい)の人気企(き)画(かく)です。

●県立名護屋城(なごやじょう)博物館=唐津市
 名護屋城の築城(ちくじょう)から現代(げんだい)までの物語をたどるテーマ展「名護屋城物語-古城(こじょう)の裏話(うらばなし)-」が、5月12日まで開かれています。観覧(かんらん)は無料です。

●県立九州陶磁(とうじ)文化館=有田町
 毎年全国からの観光客でにぎわう有田陶器(とうき)市(29日~5月5日)に合わせ、29日から5月6日まで、世界の陶磁器(とうじき)作品を集めた「第120回有田国際(こくさい)陶磁展」を開催(かいさい)。入場は無料です。

●東よか干潟(ひがた)ビジターセンター「ひがさす」=佐賀市
 5月5・6の両日、イベント「シギチフェス」を開催。「がたどろだんご教室」(5日)や干潟に入る体験(6日)、ボランティアガイドと生き物観察やごみ拾いをするウオーキングなどが楽しめます。いずれも申(もう)し込(こ)みが必要で、定員があります。

●佐賀市星空学習館
 小学生以上の親子を対象とした「春のほしぞら教室」(27日、要予約で300円)や紙飛行機教室(5月3日、同)を開催。5月3日は、昼間の1等星や太陽の観察も楽しめます。

●唐津(からつ)城
 「蔵出(くらだ)し寄託(きたく)・収蔵(しゅうぞう)品展 ~唐津に伝わる具足を公開~」(甲冑(かっちゅう)展)を、5月12日まで開催。普段(ふだん)は見られない甲冑3領(りょう)が見られます(天守閣(てんしゅかく)への入場料が必要)。藤棚(ふじだな)を楽しむなら4月中がお勧(すす)めです。