開館前の美術館使って! 吹き抜けの「ひろま」で結婚前撮り、テラスで飲食イベント…鳥取県、アイデア募集

吹き抜けの「ひろま」=倉吉市駄経寺町2丁目、鳥取県立美術館

 鳥取県は開館前の県立美術館(倉吉市駄経寺町2丁目)の活用を進める。県民に親しみを持ってもらい、開館後の活用にもつなげるため。吹き抜けの開放的な「ひろま」で結婚写真の前撮り、2、3階の展望テラスで飲食イベントといった使い方を想定し、近く申し込みの受け付けを始める。

 県立美術館は3月末に完成。美術品を収められる環境を整えるため開館は1年後の2025年3月30日を予定する。常設展示室や企画展示室のほかに、ひろまや展望テラスといったフリースペースも多い。4月7日に開かれた、地元自治体、経済、観光関係者らでつくる美術館活用推進協議会の会合でも、開館前にも活用してほしいとの意見が出ていた。

 利用料は1時間1平方メートル当たり6円。約200平方メートルのひろまは1時間1200円となる。活用希望者のアイデアを審査した上で、使ってもらう。

 このほか、尾崎信一郎館長によるレクチャーの開催も予定。5月から毎月15日は「無料内覧日」として見学を受け入れる(要予約)。問い合わせは同美術館、電話0858(47)3011。

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