【千葉】劇的な決勝ゴールを沈めた清武功暉。J1昇格へ「引き分けでも厳しかった」

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2017年08月12日

終盤のチャンスを冷静に仕留める。

試合終了間際にゴールネットを揺らした清武。チームメイトから祝福された。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

[J2リーグ27節]千葉2-1山口/8月11日/フクアリ
 
 89分に同点に追いつかれた千葉を救ったのは、チームの得点源である清武功暉だった。90+3分、パワープレーで前線に上がっていた近藤直也の折り返しを受けた清武は、冷静に頭で流し込んだ。
 
「タメ(為田)がクロスを上げる時にドゥーさん(近藤)が折り返すのは分かっていた。ドゥーさんは良いボールをくれたので、自分は合わせるだけでした」
 
 そう振り返る殊勲者は、「(他のチームとの勝点が近く)団子の状態を抜け出すためにも連勝が必要だった。引き分けでは厳しかったので良かった。久々の得点をあの時間に取れたのは嬉しい。チームが良い流れに乗れると思うのでそれを継続したい」と、自らのゴールの意味合いを語る。
 
 もっとも、53分には決定的なチャンスを外していた。ラリベイが右サイドを突破し、丁寧なクロスでお膳立てしたが、清武はフリーながらシュートを枠から外した。だからこそ、劇的なゴールシーンではベンチメンバーとともにフアン・エスナイデル監督が駆け寄ってきたが、「その前のチャンスを外して監督に怒られているので、良かったです」と、おどけてみせた。
 
 山口戦のゴールで、今季の通算得点はチームトップの「11」に伸ばした。昨季、熊本で記録した自己最多の12ゴールまではあと「1」だ。
 
 次の対戦相手は昇格レースで先を行かれる湘南となる。
 
「ホームでできるので、負けられない」
 
 決定力に磨きがかかってきたアタッカーは、次戦でも結果を残せるのか。悲願のJ1昇格を果たすためにもその働きは重要になる。
 
取材:本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 
 
【千葉2-1山口 PHOTO】試合終了間際のデッドヒートを千葉が制し劇的勝利!
【関連記事】
【J2採点&寸評】千葉 2-1 山口|清武が最後に大仕事!山口に同点ゴールをもたらした岸田、小塚も評価
小野伸二、本田圭佑さえ成し得なかった“快挙”も!? フローニンゲン堂安律が開幕スタメンを掴めそうなワケ
【J2】日程・結果
【川崎】阿部浩之が語る「苦闘からブレイク」のワケ
レアンドロ・ドミンゲスが”KING KAZU”を語る。「あの年齢でまだ現役なんて。しかも…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ