プロデビューを飾った頃からの習慣。
現地時間1月13日、バルセロナにとってはこの冬ふたり目の新加入選手、ジェリー・ミナの入団発表が行なわれた。そして、ミナがカンプ・ノウのピッチに立つ際には、通常とは異なる注目がその“足元”に集まった。
入団発表の48時間前、スペインの『Mundo Deportivo』紙は、ミナの一風変わった“迷信”について、報じていた。「ミナはインデペンディエンテ・サンタフェでデビューを飾ったときから、スパイクを履かずに裸足でピッチに立つ習慣がある。バルサの入団発表でも同じ行為をするかもしれない」
さらにその理由として、「彼にとって芝生は聖なるものであり、入る前に礼を尽くすべき場所なんだ」というミナに近い関係者の証言をあげている。
そして入団発表当日の13日、ミナはバルサの恒例に従い、カンプ・ノウの選手通路を通り抜け、ピッチへと繋がる階段を上がった。そして、グラウンドに入る前に、スパイクとソックスを脱ぎ、それらを白線の外に置くと、静かに裸足でカンプ・ノウの芝生を踏みしめたのである。
ミナがこの“儀式”を行なったのは、前所属クラブであるパルメイラスに移籍した日以来で、本人が記者会見の後、その理由をみずから語っている。
「聖書(旧約聖書の申命記11章24節)に、《あなたがたが足の裏で踏む所は、ことごとくあなたがたのものとなる》という詩篇がある。だから、いつもするんだ。僕はここで歴史を作りたい。だからこそ、今回もこの儀式をさせてもらった」
「バルサの選手として必ず成功したい」と誓ったバルサ史上初のコロンビア人プレーヤーは、裸足で踏みしめたカンプ・ノウのピッチで、今後どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。楽しみでならない。
文●山本美智子(フリーライター)
入団発表の48時間前、スペインの『Mundo Deportivo』紙は、ミナの一風変わった“迷信”について、報じていた。「ミナはインデペンディエンテ・サンタフェでデビューを飾ったときから、スパイクを履かずに裸足でピッチに立つ習慣がある。バルサの入団発表でも同じ行為をするかもしれない」
さらにその理由として、「彼にとって芝生は聖なるものであり、入る前に礼を尽くすべき場所なんだ」というミナに近い関係者の証言をあげている。
そして入団発表当日の13日、ミナはバルサの恒例に従い、カンプ・ノウの選手通路を通り抜け、ピッチへと繋がる階段を上がった。そして、グラウンドに入る前に、スパイクとソックスを脱ぎ、それらを白線の外に置くと、静かに裸足でカンプ・ノウの芝生を踏みしめたのである。
ミナがこの“儀式”を行なったのは、前所属クラブであるパルメイラスに移籍した日以来で、本人が記者会見の後、その理由をみずから語っている。
「聖書(旧約聖書の申命記11章24節)に、《あなたがたが足の裏で踏む所は、ことごとくあなたがたのものとなる》という詩篇がある。だから、いつもするんだ。僕はここで歴史を作りたい。だからこそ、今回もこの儀式をさせてもらった」
「バルサの選手として必ず成功したい」と誓ったバルサ史上初のコロンビア人プレーヤーは、裸足で踏みしめたカンプ・ノウのピッチで、今後どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。楽しみでならない。
文●山本美智子(フリーライター)