バイエルンとのプレシーズンマッチを欠場
現地時間7月20日、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、かねてから構想外とされていたウェールズ代表FWベイルの放出を公の場で認めた。
2013年の夏に当時の世界最高額となる9100万ユーロ(約118億3000万円)で加入したベイルだったが、クリスチアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマらとの共存のなかで本領を発揮できないまま年々下降線を辿り、トッテナム時代の輝きは完全に失われている。
今夏の移籍市場でエデン・アザールやルカ・ヨビッチらの獲得に2億7200万ユーロ(約340億円)を投じているマドリーだけに、戦力外のベイルの放出は収支のバランスを整える意味でも必至となっている。
そんななか、20日に行なわれたバイエルン・ミュンヘンとのインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)でもベイルをベンチから外す決断を下したジダンは、試合後の会見で、「彼がプレーしなかったのは、退団が非常に近づいているからだ」と明言した。
「我々はベイルが間もなくクラブを去ると見込んでいる。それは彼を含めた全員にとってベストなことだ。いま新しいチームと交渉しているよ」
2013年の夏に当時の世界最高額となる9100万ユーロ(約118億3000万円)で加入したベイルだったが、クリスチアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマらとの共存のなかで本領を発揮できないまま年々下降線を辿り、トッテナム時代の輝きは完全に失われている。
今夏の移籍市場でエデン・アザールやルカ・ヨビッチらの獲得に2億7200万ユーロ(約340億円)を投じているマドリーだけに、戦力外のベイルの放出は収支のバランスを整える意味でも必至となっている。
そんななか、20日に行なわれたバイエルン・ミュンヘンとのインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)でもベイルをベンチから外す決断を下したジダンは、試合後の会見で、「彼がプレーしなかったのは、退団が非常に近づいているからだ」と明言した。
「我々はベイルが間もなくクラブを去ると見込んでいる。それは彼を含めた全員にとってベストなことだ。いま新しいチームと交渉しているよ」
一部では、ジダンとの確執がベイルがチームに馴染めない要因とも報じられている。フランス人指揮官はその点にも言及しながら、こう続けている。
「彼に対して、私が個人的に何かあるということはない。ただ、物事が決する時は必ず来るものだし、決定されなければならない。それは私が決断するべきで、変化していかなければならないんだ。退団は監督としての選択であり、状況を理解している選手の決定でもある。
いつ決定するのか? 状況は変わるだろう。早ければ24時間、もしくは48時間。いずれにしても決まるだろう。そして、それは誰にとっても良いことだ」
では、新天地はどこになるのか? マドリーの贔屓紙として知られる『Marca』は、古巣のトッテナムが移籍金5000万~6000万ユーロ(約62億5000万~75億円)での獲得を水面下で進めていると報じている。
果たして、6年ぶりにノースロンドンに戻ることになるのか。去就の行方に注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部