当のアレクサンダー=アーノルドの主張は?
プレミアリーグの天王山で下されたジャッジが物議を醸している。
現地時間11月10日に行なわれたプレミアリーグ第12節で、本拠地アンフィールドに2連覇中の王者マンチェスター・シティを迎えたリバプールは3-1で勝利し、序盤戦の大一番を制した。
首位リバプールと4位に後退したシティの勝点差が9ポイントとなった一戦で、大きな話題を呼んでいるのが、二度に渡って起きたPKの有無を巡るVAR判定だ。
最初はリバプールが先制する直前の5分に起きた。ペナルティーエリア内に侵入してきたシティのベルナルド・シウバの突破を食い止めようとしたトレント・アレクサンダー=アーノルドの手にボールが当たったように見えたが、VAR判定の結果、PKは与えられなかった。
さらに試合終盤の82分にも再びリバプールのペナルティーエリア内で、ラヒーム・スターリングのパスが、アレクサンダー=アーノルドの手に当たったように見える際どいシーンが起きる。しかし、ここではVARが採用されることなく、マイケル・オリバー主審のセルフジャッジによってプレーが続行されることとなった。
いずれの場面も激しく抗議したシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、試合後にオリバー主審の元へ握手を求め、含みを込めたような表情で「Thank you so musch(どうもうありがとう)」と言葉を交わしている。
なぜ、アレクサンダー=アーノルドのハンドは取られなかったのか? プレミアリーグは、VARが採用された5分のシーンについて、次のような公式見解を発表している。
「VARはアレクサンダー=アーノルドのハンドに対するPKアピールをチェックし、意図的なハンドには該当しないという主審によるピッチ上のジャッジを確認した」
現地時間11月10日に行なわれたプレミアリーグ第12節で、本拠地アンフィールドに2連覇中の王者マンチェスター・シティを迎えたリバプールは3-1で勝利し、序盤戦の大一番を制した。
首位リバプールと4位に後退したシティの勝点差が9ポイントとなった一戦で、大きな話題を呼んでいるのが、二度に渡って起きたPKの有無を巡るVAR判定だ。
最初はリバプールが先制する直前の5分に起きた。ペナルティーエリア内に侵入してきたシティのベルナルド・シウバの突破を食い止めようとしたトレント・アレクサンダー=アーノルドの手にボールが当たったように見えたが、VAR判定の結果、PKは与えられなかった。
さらに試合終盤の82分にも再びリバプールのペナルティーエリア内で、ラヒーム・スターリングのパスが、アレクサンダー=アーノルドの手に当たったように見える際どいシーンが起きる。しかし、ここではVARが採用されることなく、マイケル・オリバー主審のセルフジャッジによってプレーが続行されることとなった。
いずれの場面も激しく抗議したシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、試合後にオリバー主審の元へ握手を求め、含みを込めたような表情で「Thank you so musch(どうもうありがとう)」と言葉を交わしている。
なぜ、アレクサンダー=アーノルドのハンドは取られなかったのか? プレミアリーグは、VARが採用された5分のシーンについて、次のような公式見解を発表している。
「VARはアレクサンダー=アーノルドのハンドに対するPKアピールをチェックし、意図的なハンドには該当しないという主審によるピッチ上のジャッジを確認した」
たしかに映像を振り返れば、B・シウバに当たってリバウンドしたボールが当たったため、「不自然ではない」という認識も納得がいく。
ただ、国際サッカー評議会(IFAB)のルールでは、「攻撃側の手に当たった直後に得点につながったら、無条件にハンド」とされている。アレクサンダー=アーノルドのブロックしたボールが、そのままカウンターに繋がり、最終的にファビーニョの先制点が生まれたことを考えれば、そのプレーが得点の起点となったのだから「意図にかかわらずハンドだ」という意見もあるだろう。
ちなみに当のアレクサンダー=アーノルドは、試合後に行なわれた英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューで、次のようにコメントしている。
「(一回目のシーンは)僕の腕には当たったよ。でも、先にベルナルド・シウバの腕に当たっていたからね。それから僕らはピッチを突き進み、相手をこらしめたんだよ」
今後もVARの運用方法は物議を醸すことになりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部