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清水の“10番”大前元紀、大宮へ完全移籍「挑戦したい」…16年はJ2で18得点

2017.01.10

大宮への完全移籍が決まった清水FW大前元紀 [写真]=Getty Images

 清水エスパルスに所属するFW大前元紀が、大宮アルディージャへ完全移籍で加入することが決まった。10日に両クラブが発表している。

 大前は1989年生まれの27歳。流通経済大学付属柏高校出身で、2008年に清水に加入した。2013年にはデュッセルドルフへ完全移籍で加入し、2014年5月に清水へ完全移籍で復帰した。2014年からは背番号「10」を着用している。2016シーズンは肋骨骨折などで離脱を強いられた時期もあったものの、明治安田生命J2リーグ全42試合中29試合に出場し、得点ランキング3位タイの18ゴールを記録。1年でのJ1復帰に大きく貢献した。


 完全移籍にあたって、大前は清水の公式HPにて以下のようにコメントしている。

「エスパルスでは、ドイツに行っていたときも含めて9年間お世話になりました。応援いただいた皆さんの前で最後に挨拶できなかったことが残念です。言葉で全て言い尽くすことはできないですが、これまでエスパルスでずっとプレーしたいと思ってきましたし、他のチームに移籍するとは思いませんでした。重みのあるエスパルスの10番を着けさせてもらい、昨シーズンはキャプテンも経験させていただき、本当に感謝しています。しかし、今回、自分がサッカー選手として何もない状況の中でどれだけできるのか、もう一回挑戦したいという気持ちが強くなり、すごく悩み苦しみましたが、今回の移籍を決断しました。この9年間でサポーターにタイトルを届けられなかったことは心残りですし、申し訳なく思っています。自分が一回りも二回りも大きくなり、またいつか、エスパルスに『元紀がいなくてはダメだ』と思ってもらえるような選手になれることが一番だと思っていますし、それを自分のモチベーションに頑張っていきたいと思います。これまでいつも大きな声援を送っていただき、本当にありがとうございました」

 また、加入する大宮に対しては以下のようにメッセージを寄せている。

「はじめまして。清水エスパルスから加入しました大前元紀です。アルディージャは昨年リーグ戦で上位で、天皇杯でもベスト4まで勝ち進み、勢いがあって未来のあるチームだと思っています。また今回、自分をすごく評価してくれたことに大変感謝しています。目指すサッカーを聞いたとき、攻撃的で魅力的なサッカーだと感じたので、そこで挑戦したいと思いました。ファン・サポーターの皆さんに名前と顔を早く覚えてもらえるようにチームに溶け込み、試合で結果を出したいと思います。これからよろしくお願いします」

By サッカーキング編集部

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